硬式40ミリ【公認球】 ※「セルロイド」も広義では「プラスチック」に含まれるが、卓球界の一般的な表現にならい「非セルロイド」を「プラスチック」とします。※参考文献:「卓球 知識の泉」(藤井基男著、卓球王国発行) 卓球の歴史、ボールの歴史 卓球は1880年代にイングランドで誕生。当時流行していた「ローンテニス」を、産業革命の成功で力をつけた上流階級が、その広い屋敷の中の大きなダイニングテーブルの上で楽しんだのが卓球(テーブルテニス)の始まりと言われている。 テニスボールから派生して、小さなゴム製ボールやシャンパンのコルク栓を丸めたボールが登場したが、技が限られラリーが単調で面白みに欠けるため、やがて卓球の人気は次第に衰退した。 これを救ったのがセルロイド球(ボール)の登場だった。1900年(明治30年)イングランドのジェームズ・ギブ氏が渡米。おもちゃのセルロイド球を持ち帰った。セルロイド球ならではの心地よい打球感、適度なスピードや回転から生まれるラリーの面白さが人気となり、卓球がイングランド中へ、やがてヨーロッパ、そして世界中へと広まっていく大きなキッカケとなった。その良し悪しが競技そのものの運命を左右するほど、ボールというものが重要な存在であることを物語るエピソードである。 なぜボールは『プラスチックボール』になるの? 卓球は1988年ソウル大会から五輪種目となりました。卓球が五輪種目として存続するためには、競技にまつわるマイナス要素を排除することが重要で、ITTF(国際卓球連盟)は「セルロイドには爆燃性があり、危険性は否めない。今後ボールの素材には使わない。」という決断を下しました。また天然素材のために供給が不安定で、近年良質なセルロイドが入手困難になっているという状況も起こっていました。様々な理由から、100年以上続いたセルロイドボールは、舞台を降りることになったのです。 公認制、ボールへの厳しい規程 ITTF(国際卓球連盟)もJTTA(公財・日本卓球協会)も卓球用具についてはルールを定め、メーカーに対して公認制をとっているが、中でもボールに対しては格段に厳しい基準を設けている(下表)。 国際卓球連盟(ITTF)公認番号【ITTF-116-B-03/14】2014年3月25日取得(公財)日本卓球協会(JTTA)公認番号【231404-NTB-01】2014年4月17日取得 また、ITTF(国際卓球連盟)の厳格な検査項目をクリアすれば良いかというと、それだけでは消費者に受け容れられる為には不十分、というところにボールという製品の難しさがある。数十年前にITTF認可のプラスチックボールが出回ったが、すぐに姿を消した。愛好者たちを満足させることが出来なかったからと考えられる。セルロイド球が長年に渡り指示され、人々が卓球に惹きつけられてきたポイント。それは何よりも『心地よい打球感』である。ニッタク「プラ3スター プレミアム」は、精度の高い加工が極めて困難とされているプラスチック素材を採用しながらも、その打球感を実現することに成功した。厚さ0.5ミリという薄い生地への加工・溶着技術、空洞では実現しにくいとされる真球(完璧な球体)度の高さ、表面段差の極小化、強打・衝撃に耐える強度と柔軟性、バウンドしてもぶれない、といった高い目標水準をクリアすることで『心地よい打球感』を手に入れた。